一般的な質問

総和/積分に上下端を設定するには?

総和と積分コマンドは from と to パラメータをオプションで設定できます。これらは下限と上限を設定します。これらのパラメータは一方だけまたは同時に利用できます。積分の上下端は普通は下付きと上付きになります。

マークアップ 結果
sum from k = 1 to n a_k 20110214213925
int from 0 to x f(t) dt
or int_0^x f(t) dt
20110214213926
int from Re f 20110214213927
sum to infinity 2^{-n} 20110214213924

行列式のカッコが変!

手始めに行列式コマンドについて見ておきます。

マークアップ 結果
matrix { a # b ## c # d } 20110214213928

行は二つの # で区切られ行の要素は # で区切られています。

多くの人が行列式のカッコが行列式のサイズに合わない問題に遭遇しています。

マークアップ 結果
( matrix { a # b ## c # d } ) 20110214213929

OOo Math はサイズが変化するカッコが利用できます。これはカッコ内の要素に応じてサイズが変化します。left( および right) コマンドを利用してください。

マークアップ 結果
left( matrix { a # b ## c # d } right) 20110214213930

四角カッコには left[ と right] が利用できます。

導関数を表示するには?

導関数を作成するには、分数を利用しましょう。

言い換えれば、over コマンドを利用してください。分数と文字 d を組み合わせて全微分に、partial コマンドを組み合わせて偏微分を表現できます。

マークアップ 結果
{df} over {dx} 20110214213931
{partial f} over {partial y} 20110214213932
{partial^2 f} over {partial t^2} 20110214213933

導関数をカッコでくくっておく必要があることに注意してください。

数式番号

Writer での数式の番号付けは OOo Math で最も隠された方法です。方法は簡単ですが見つけるのが難しいです。

  1. 新しい行を開始してください。
  2. fn と入力して F3 キーを押してください。

fn が番号に置き換わります。

20110214213934 (2)

それでは、数式をダブルクリックして編集してください。たとえば、以下はリーマン・ゼータ関数です。

20110214213935 (3)

次のようにして数式を参照することもできます。

  1. 挿入 > 相互参照を選択してください。
  2. 相互参照タブをクリックしてください。
  3. フィールドタイプでテキストを選択してください。
  4. 選択リストで数式の番号を選択してください。
  5. 参照テキストを挿入で参照を選択してください。
  6. 挿入をクリックしてください。

出来上がりです。もしこの参照までに書いた数式よりも前のページに式を追加しても、数式の番号は自動的に振りなおされ、相互参照も更新されます。

20110214213936

数式番号をカッコなしで挿入するには参照を挿入で番号を選択してください。