スライドマスターってなに?

スライドマスターは他のスライドの出発点になります。Writer でのページスタイルと同じようなもので、スライドマスターはそのマスターにもとづいて作成された全スライドの基本的な書式設定を制御します。スライドショーでは複数のスライドマスターを利用できます。

note OOo はマスタースライドのコンセプトに三つの用語を使用します。マスタースライド、スライドマスター、マスターページはどれも他のスライドを作成するために利用されます。このガイドではユーザーインターフェースの説明をする時を除いてスライドマスターのみを使用します。

スライドマスターは一連の特徴を定義します。背景色、画像、グラジエント、ロゴや装飾線、そのほかの画像などのオブジェクト、背景、ヘッダとフッタ、テキストフレームのサイズ、テキストの書式設定です。

スライドマスターの全特徴はスタイルで管理されます。スライドマスターを基に作成された新規スライドはマスターのすべてのスタイルを受け継いでいます。言い換えると、スライドマスターのスタイルはそのスライドマスターを基に作成された全スライドから利用でき、適用されます。スライドマスターのスタイルを変更するとそれを基に作成された全スライドが変更されます。

note 一方で、スライドマスターに影響を与えずに個々のスライドを変更できます。個々のスライドで変更できるとはいえ、可能な限りスライドマスターの利用を推奨します。テキストとチャートレイアウトを利用している時にチャートのエリアを大きくするといったように、特定のスライドでは手作業で調整することもあるでしょう。

スライドマスターは互いに関連したプレゼンテーションスタイルと図スタイルの二種類のスタイルを持ちます。組み込みのプレゼンテーションスタイルは変更できますが新しく作成できません。その一方で、図のスタイルは変更、新規作成できます。