ランダムスライドショー拡張機能
スライドショーのスライド順をランダムに並べ替えたカスタムスライドショーを作成する OpenOffice のための拡張機能です。
スライドを暗記や問題と回答の順を入れ替え、繰り返し行うような場合に役に立ちます。
以下の機能もあります。
- 最初の数枚のスライドをランダムにしない
- 最後の数枚のスライドをランダムにしない
- スライドをグループでランダム化
以前、フォーラムでリクエストされたものを拡張機能にしたものです。
インストール
以下からパッケージをダウンロード、拡張機能マネージャからインストールしてください。
[1] https://github.com/hanya/RandomizeSlideShow/raw/master/files/RandomizeSlideShow-0.1.0.oxt
使い方
- プレゼンテーションファイルを開く。
- ツール - アドオン - Randomize Slide Show を選択。ダイアログが開きます。
- 必要な項目を入力して OK ボタンを押します。
ランダムなスライド順でカスタムスライドショーが作成されます。既存のスライドの順番は変更されません。
- Custom slide show name: カスタムスライドショーに付ける名前
- Skip slides from beginning: スライドの最初のランダムにしないページ数
- Skip slides at ending: スライドの最後のランダムにしないページ数
- Each: グループとしてランダムに並べ替えるスライドの枚数
- Set to default slide show: スライドショーの開始ですぐに始まるように設定する
オプション設定で、現在のスライドから開始オプションが有効になっている場合、スライドショーを開始すると変なスライドショーになることがあります。
マクロ
いくつかマクロが定義されており、ダイアログを使って操作することなくランダム化したスライドショーを作成できます。ボタンなどに割り当てることで、スライドを使用する人が自分で簡単にランダムな順にできます。
RandomizeSlideShow.Module1.RandomizeCurrentImple ルーチンは以下のように定義されています。
' 指定したパラメータで現在のプレゼンテーションをランダム化します。 ' デフォルトのカスタムスライドショー名は default で、デフォルトのスライドショーになります。 ' @param nSkipBegins スキップする最初のスライド数 ' @param nSkipEnds スキップする最後のスライド数 ' @param nEach グループごとの枚数 ' @param bStart true の場合、最初のページからスライドショーが開始されます。 Sub RandomizeCurrentImple(_ nSkipBegins As Integer, nSkipEnds As Integer, nEach As Integer, _ Optional bStart As Boolean)
コレを利用すると、以下のような形で簡単に並べ替えたカスタムスライドショーを作成できます。
Sub PreparedRandomization ' 関数を呼ぶ前にライブラリを読み込み GlobalScope.BasicLibraries.loadLibrary("RandomizeSlideShow") ' 最初と最後の 2 スライドずつをランダム化せず、2 スライドずつグループ化してランダムにします。 ' また、実行すると、最初のページからスライドショーを開始します。 RandomizeCurrentImple(2, 2, 2, True) End Sub
実際には、複数のマクロが定義済みで、多くの場合にはそれらを使用できるでしょう。
Randomize_b1e1g2 マクロは最初の 1 ページ (b1) と最後の 1 ページ (e1) をランダム化せず、ページを 2 ページごとにグループ化 (g2) して並べ替えます。_start で終わっているマクロの場合、実行するとすぐにスライドショーが開始されます。
ボタンやイベントなどに割り当てて使用できます。