フィラメント管 IV-16

ロシア製フィラメント管 IV-16 は小型の 7 セグメント数値表示管です。

データシートは以下などにあります。
http://www.tube-tester.com/sites/nixie/data/IV-16/iv-16.htm

IV-16 は ebay などで購入すると、6 管ひとまとめなどの場合、1 管当たり US $ 3 程度で購入できます (2013 年初旬)。

ソケットは TO-100 の 10 ピンタイプ。MILL-MAX では型番号 917-43-210-41-001000 のようです。非常に高価で US $ 2.5 程度と、管を安価に購入した場合、同じくらいの価格となってしまいます。

名称 IV-16
ピン数 9
セグメント数 7
ドット なし
駆動電圧 [1] 3.15 - 4.5 V
電流値 [2] 17 - 22 mA
抵抗(実測) 180 Ω
輝度 2000 cd/m^2 以上
許容輝度差 +95 - -75 %
ソケット TO-100 10 ピン
直径 [3] 10.5 mm
高さ [3] 30 mm
セグメント部分高さ 10 mm

[1]: 多くの場合、駆動電圧が 4 V 以上の数値になっていますが、3.15 - 4.2 V 程度で、4 V 以上の場合上限に近くなります。
[2]: 1 セグメント当たり
[3]: ガラス製で誤差あり

20130315002436

図は管のセグメントを前面に、上から見たピン配置です。

ピン 説明
1 コモン [3]
2 接続なし
3-9 各セグメント

[3]: 一般的に、カソードコモンで使用します。

ピン配置は一般的な 7 セグメント液晶などとは異なります。

応答速度ニキシー管と比較して遅く、電流を流してもじわっと点灯する感じになります。そのため、ダイナミック点灯ではなく、各セグメントごとにドライブすることになります。