Libertouch を調べてみる

猫も杓子も知っているキーボード Libertouch。

ラバーカップ + スプリング + メンブレン式のキーボードだが、コントローラボードが入れ替えられないかどうか調べてみる。

メンブレンの接点は非常に弱いため、何度も付け外すようなことには向いていません。つけはずしは 5-10 回以内に抑えたほうが良いようです。

注: 以下の情報は未確認です。

部品

記号 型番 パーツ説明 説明
CN1 S4B-EH JST EH コネクタサイド型 4 接点 USB ケーブル接続
CN2 08FE-BT-VK-N JST FE コネクタトップ型 8 接点 下記 A 側、上下逆
CN3 21FE-BT-VK-N JST FE コネクタトップ型 21 接点 下記 B 側

21FE-BT-VK-N の入手が JST 通販以外では難しい。互換性がありそうなものは Molex 52045-2145 か(要確認)。

JP 配置キーマトリックス

B 側は 21 接点コネクタだが、メンブレン側の 20、21 番目の接点はパターンに接続されていません。

A/B 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
1 p_0 p_6 L_Ctl Spce X Z N M > ? Dn Up p_5
2 p_dot p_3 Mu R_Alt C V B bar Left Rigt p_2
3 p_1 p_8 Cps L_Sf A D S H J K L * p_4 p_7
4 p_Ent PgDn Tab Q F W G Y I P + [ Ent End
5 p_+ PgUp He R_Sf R E T U O - @ ] Del Home
6 p_9 p_* Kana L_Alt 5 3 6 7 8 9 0 _ Num p_/
7 p_- Pas Win H/Z 1 4 2 F3 F5 F7 F9 ^ Bk Ins Scll
8 R_Ctl Menu Esc F2 F1 F4 F6 F8 F10 F11 F12 PrSc
  • p_: テンキー部分
  • L_, R_: 左または右

A 側がプルアップされています。B 側が MCU への入力側です。

一般的にメンブレン式は逆流防止のダイオードが入っていないため、複数のキーを同時に押すと、どのキーを押したのか正確に判定できなくなるゴーストキー現象が発生します。上記の表を見ると、他のキーと同時に押す可能性の高い Ctrl、Alt、Win、Shift キーは B 側で分離されています。

JPコントローラMCUピン配置

JP の MCU は Cypress の CY7C66113C 56 ピンです。

20140526040034

  • A: 10K の抵抗で 5V にプルアップ、パスコン(?)の容量不明。
  • B: パスコン(?)の容量不明。
  • JP1-5: ジャンパの用途不明。

一般的なメンブレンスイッチのバウンス時間は 10 ms 未満。メンブレンパターンは抵抗が結構大きいため、GND に対して入れられたコンデンサは RC 回路を形成しており、フィルタの役目をしているはず。
バウンス時間が結構長いため、あまり間隔をあけずにマトリックスを読むわけにいかない。間隔は 15-30 ms 程度か。

JPコントローラ基板サイズ

20140711221816

コネクタは 1 ピン合わせ。サイズ要確認。
8 接点コネクタは接点が下向き、21 接点コネクタは接点が上向き。メンブレンの上下層と合致すること。