線と図形の作成

図形と線を作成します。

  1. 描きたい線または図形のツールを選択してください。
  2. スライド上でクリック、ドラッグしてオブジェクトを作成します。

図形の作成

多角形を描くときには、Shift キーを押すと次のセグメント間の角度を 45 度刻みに制限できます。多角形の描写を終了するには最後のセグメントでダブルクリックしてください。閉じた多角形を選択した時には多角形の内部が塗りつぶされます。

幾つかの図形では青色のサイズ変更ハンドル以外に黄色いハンドルが表示されます。これらのハンドルには図形ごとの機能があります。基本図形では黄色いハンドルは次のような目的に利用します。

  • 四角形、丸い(角の丸い四角形)と四角、丸い(角の丸い正方形)、角の曲線のサイズを変更します。
  • 円の扇形、扇形の部分のサイズを変更します。
  • 二等辺三角形、三角形の一つの頂点位置を変更して三角形の形状を変更します。
  • 台形、平行四辺形、八角形、辺の角度を調整します。
  • 十字、四つの辺の太さを変更します。
  • 輪、内径を変更します。
  • アーチ、内径と塗りのサイズを変更します。
  • 円柱、立方体、奥行きを調整します。
  • メモ、角のサイズを調整します。
  • 枠、内側の長方形の対角線の長さを調整します。

コネクタの利用

コネクタはグラフィックオブジェクトの接着点と呼ばれる特定の場所にアンカーできる線です。コネクタの利点は、コネクタでつながっているグラフィックオブジェクトが移動またはサイズが変更されてもコネクタが自動的に調整されることです。フローチャート、組織図、結線図、図表などを作成するとき、単純な線を使う代わりにコネクタの利用をお勧めします。

Impress は多種のコネクタを提供しています。コネクタの終端の違うもの、または描かれ方が違うものです。図形描写ツールバーのコネクタオプションを参照してみてください。

通常の線とは違い、コネクタを描くまたは選択した時に赤いハンドルが表示されます。赤い丸はコネクタの終端を示します。四角形のハンドルはコネクタのルートを変更します。

他のオブジェクトを描くのと同じようにコネクタを描きます。まず、コネクタツールバーからコネクタのスタイルを選択します。つぎに、接続したいオブジェクトの上にマウスカーソルを移動させます。カーソルをオブジェクトの近くに持っていくと、オブジェクトの周囲に破線の小さな四角形、または小さな x マークが描かれます。この部分はコネクタを接続できる接着点です。コネクタを接続する接着点でクリックします。そして、マウスボタンを押したまま接続先のオブジェクトにドラッグし、接着点をクリックします。

コネクタの書式設定方法については 6 章グラフィックオブジェクトの書式設定を参照してください。

接着点の管理

すでに説明したように、接着点は図形またはグラフィックオブジェクトにコネクタを接続するためのものです。個々の図形は最初から幾つかの接着点を持っています。次に示す接着点ツールバーを利用して接着点を追加、編集できます。

接着点ツールバー

左端のツールで接着点を追加します。次の四つのツールは接着点で終端するコネクタが外に出る向きを指定します。オブジェクトのサイズを変更したときの接着点の相対位置を設定するには、接着点の相対位置アイコンが選択された状態になっているようにしてください。接着点の相対位置を解除するとツールバーの次の六つのツールが有効になります。これらはオブジェクトのサイズ変更中の接着点の位置を修正するために利用します。マウスポインターをボタンの上に持っていくと機能を説明するツールチップが表示されます。

独自の接着点を削除するには、マウスで接着点をクリックして選択した状態で Delete キーを押します。

独自の接着点は図形の同じ側からコネクタが複数出ている場合や、デフォルトの接着点が気に入らないときに特に役立ちます。

定義済みまたは新しく追加した接着点は次のようにして移動できます。

  1. 図形描写ツールバーから接着点ツールを選択してください。
  2. 移動したい接着点をクリックします。接着点がハイライトされます。
  3. マウスのボタンを押したまま、ドラッグさせて移動させます。マウスボタンを離します。

デフォルトでは接着点はグリッド上に配置されます(グリッドとグリッドへのスナップを参照)。ですが、時々図形によっては接着点の位置を微調整する必要があります。接着点の移動時に Ctrl キーを押した状態にしておくと微調整できます。