ドキュメントの電子署名

ドキュメントに電子署名するにはパーソナルキー、証明書が必要です。パーソナルキーは秘密鍵の組み合わせとしてあなたのコンピュータに保存されています。それらは秘密にしておかなければいけません。公開鍵はあなたが署名するときにドキュメントに追加されます。証明書は会社組織または政府の機関かもしれない証明書発行機関から入手できます。

ドキュメントに電子署名を行うと、ドキュメントの内容とあなたのパーソナルキーからチェックサムのようなものが計算されます。チェックサムとあなたの公開鍵はドキュメントに一緒に保存されます。

誰かがどこかのコンピュータで最近の OpenOffice.org のバージョンでそのドキュメントを開いた時、プログラムはチェックサムを再計算してそのドキュメントに保存されているチェックサムと比較します。もしチェックサムが同じなら、ドキュメントが変更されていないオリジナルであることを知らせてくれます。さらに、プログラムは証明書から公開鍵の情報を表示できます。証明書発行機関のウェブサイトで公開されている公開鍵とドキュメントに含まれている公開鍵を比較できます。

誰かがドキュメントのどこかを変更したときにはこの電子署名は必ず無効になります。

Windows オペレーティングシステムでは Windows の証明書確認機能が利用されます。SolarisLinux システムでは ThunderbirdMozilla または Firefox が提供するファイルが利用されます。証明書の入手、署名の確認方法の詳細については OOo のヘルプの電子署名の項目を参照してください。

ドキュメントに次のようにして署名します。

  1. ファイル > 電子署名を選択してください。
  2. 最後の変更以降にドキュメントを保存していなければ、保存をうながすダイアログが表示されます。はいをクリックしてファイルを保存してください。
  3. 保存後、電子署名ダイアログが表示されます。追加をクリックしてドキュメントへ公開鍵を追加します。
  4. 証明書の選択ダイアログで証明書を選択して OK をクリックしてください。
  5. 電子署名ダイアログをもう一度見てください。更に証明書を追加したければ、再度追加ボタンをクリックしてください。OK をクリックしてファイルに公開鍵を追加してください。

署名されたドキュメントではステータスバーにアイコンが表示されます。このアイコンをダブルクリックして証明書を確認できます。