座標系

ChartAPI

チャートに所属するチャートの座標系です。ひとつのダイアグラムに複数の座標系が所属できますが、現在のところ、複数の座標系を描写するチャートは実装されていません。

チャートのデータを取り扱うときにはこの座標系を経由してチャートタイプオブジェクトにアクセス、さらにデータ系列を操作します。

Sub GetCoordinateSystem
  oSheet = ThisComponent.getSheets().getByIndex(0)
  oChart = oSheet.getChart().getByIndex(0).getEmbeddedObject()
  oFirstDiagram = oChart.getFirstDiagram()
  
  oCoordinateSystems = oFirstDiagram.getCoordinateSystems()
  oCoord = oCoordinateSystems(0)
End Sub

getCoordinateSystems メソッドの返り値は css.chart2.XCoordinateSystem インターフェースのシークエンスです。単一の座標系しかなくてもシークエンスから取得します。

css.chart2.XCoordinateSystem インターフェース

  • long getDimension()

座標系の次元数を返します。

  • string getCoordinateSystemType()

座標系の名称を返します。com.sun.star.chart2.CoordinateSystems.Cartesian など。

  • string getViewServiceName()

表示を描写するサービス名を返します。

  • void setAxisByDimension( [in] long nDimension, [in] long nIndex, [in] XAxis xAxis)

指定した次元の指定番目の軸オブジェクトを設定します。

  • XAxis getAxisByDimension( [in] long nDimension, [in] long nIndex )

指定した次元の指定番目の軸オブジェクトを取得します。

  • long getMaximumAxisIndexByDimension( [in] long nDimension )

指定した次元が描写できる軸の最大数を返します。

css.chart2.XChartTypeContainer インターフェース

種類に応じてデータをグラフに描写するチャートタイプオブジェクトを保持するコンテナオブジェクトのためのインターフェースです。

  • void addChartType( [in] XChartType aChartType )

チャートタイプオブジェクトを追加します。

  • void removeChartType( [in] XChartType aChartType )

チャートタイプオブジェクトを削除します。

  • []XChartType getChartTypes

この座標系に所属するチャートタイプオブジェクトをシークエンスとして返します。

  • setChartTypes( [in] []XChartType aChartTypes )

この座標系に所属するチャートタイプオブジェクトを設定します。

座標系のプロパティ

名前 型 説明
SwapXAndYAxis boolean 軸の入れ替え
ChartUserDefinedAttributes com.sun.star.container.XNameContainer ユーザー定義のチャート属性
ParaUserDefinedAttributes com.sun.star.container.XNameContainer ユーザー定義の段落属性
TextUserDefinedAttributes com.sun.star.container.XNameContainer ユーザー定義のテキスト属性
UserDefinedAttributes com.sun.star.container.XNameContainer ユーザー定義の属性