AzXClass 2.0 を見てみる
作りなおすと書かれていたため、使うのを放置していましたが、11/28 に 2.0 がリリースされていました。
NEWS ファイルによると、変更点はいくつか有りますが、複数行エディット、タブ、ツリービューウィジットが追加されたようです。また、レイアウト方法が変更されたようなので、コードを修正しないと動かないでしょう。
さらに、「AXString クラスを16bitのUNICODE文字列に変更」とあります。ユニコード文字一文字を表す UNICHAR は unsigned short として型宣言されています。AXString::operator +=(UNICHAR code) メソッドでは BMP 外の可変長文字を扱えませんね。
タブやツリービューウィジットを使ってみたいと思います。
12/2 に v2.1 がリリースされていました。
- LXDE でのバグ修正
- AXSplitter、AXJPEG、AXRand 追加
などのようです。スプリッタウィジット、JPEG 用クラス、乱数生成クラスが追加されたようです。現在の AXRand クラスは XorShift による擬似乱数です。このアルゴリズムは周期はある程度長く、計算は高速なようですね。
AzXClass のソースからドキュメントを Doxygen で生成
Doxygen はインストールしなくても ./configure して make すればスタティックビルドされ、bin/doxygen がそのまま実行できて便利です。
path_to_doxygen/doxygen -g
として生成された Doxygen ファイルのうち、以下の部分を変更します。
PROJECT_NAME = AzXClass PROJECT_NUMBER = 2.1 INPUT = include src
INPUT の項目を変更しておかないと空のドキュメントが生成されます。latex 出力が必要なければ GENERATE_LATEX = NO にします。
path_to_doxygen/doxygen Doxygen
出力先を変更していなければ、html ディレクトリにドキュメントが生成されます。