レッスン 3. サイズ変更と図形配置に挿入コマンドを使用

Lesson 3: Using the Insert Command to Size and Place Shapes より。
http://brlcad.com/downloads/documentation/BRLCAD_VolumeII.pdf

以下の文の内容について、公式に問い合わせたりしないでください。また、翻訳文章ではありません、かいつまんだりして書いたものです。目次の項目が一致するようにしてあります。

目次

  1. make コマンドで球体を作成
  2. 図形の作成で in コマンドを使用
  3. 引数を一行に収める
  4. in コマンドから組み合わせたコマンドを作成
  5. MGED の命名規則を考察
  6. 図形を表示
  7. MGED を終了

make コマンドと in コマンドでコマンドウィンドウから図形を作成します。
球体 (sph) および 直円柱 (rcc) を作成します。

新規データベース shapes.g を作成しておいてください。

1. make コマンドで球体を作成

make コマンドに図形名と形状の種類を与えて球体を描きます。

make sph1.s sph

次に、直円柱を次のようにして描きます。

make rcc1.s rcc

2. 図形の作成で in コマンドを使用

Z コマンドでグラフィックウィンドウをクリアしてください。
in コマンドで球体を作成します。

in sph2.s sph
Enter x, y, z of vertex: 4 4 4
Enter radius: 3

in コマンドに図形名と形状の種類を指定して実行すると、位置の入力が要求されます。4 4 4 と入力してエンターキーを押すと、球体は (x, y, z) = (4, 4, 4) に配置されます。

さらに球体の直径の入力が要求されます。

次は、in コマンドで直円柱を作成します。

in rcc2.s rcc
Enter X, Y, Z of vertex: 4 4 0
Enter X, Y, Z of height (H) vector: 0 0 4
Enter radius: 3

3. 引数を一行に収める

先程のコマンドの引数は逐次入力していましたが、それらの引数を一度に与えることもできます。
Z コマンドでグラフィックウィンドウをクリアしてから、次のコマンドを実行します。

in sph3.s sph 4 4 4 3

これで、(x, y, z) = (4, 4, 4) の位置に直径 3 の球体が描かれます。さらに、直円柱を描きます。

in rcc3.s rcc 4 4 0 0 0 4 3

(x, y, z) = (4, 4, 0)、ベクトル高さ (x, y, z) = (0, 0, 4)、直径 3 の直円柱が描かれます。

4. in コマンドから組み合わせたコマンドを作成

引数を一度に指定する方法のまとめ。

5. MGED の命名規則を考察

特に命名規則はありませんが、分かりやすい接頭語などをつけると良いでしょう。

6. 図形を表示

View メニューやマウスを使って表示を切り替える練習をしてください。

7. MGED を終了

q または quit コマンドで終了します。または、メニュー - File - Exit でも終了できます。