レッスン 2. 表示オプションの習得
Lesson 2: Learning the Viewing Options より。
http://brlcad.com/downloads/documentation/BRLCAD_VolumeII.pdf
以下の文の内容について、公式に問い合わせたりしないでください。また、翻訳文章ではありません、かいつまんだりして書いたものです。目次の項目が一致するようにしてあります。
目次
ラジオを題材に表示オプションを習得します。
BRL-CAD ではひとつだけの xyz 座標系で構成されており、モデル空間と呼ばれます。MGED のグラフィックウィンドウは空間の一部分を表示します。
1. ラジオの作成
携帯型ラジオのラジオオブジェクトを作成します。
MGED を実行して radio.g データベースを作成してください。
ターミナルから実行する場合、以下のようにします。
mged radio.g
表示されたコマンドウィンドウに以下のように入力してください。
in body.s rpp 0 16 0 32 0 48 in btn.s rec 8 30 36 0 3 0 4 0 0 0 0 2 in btn2.s ell1 8 33 36 4 0 0 2 in spkr.s tor 16 16 16 1 0 0 12 1 in ant.s rcc 2 2 46 0 0 48 in knob.s rcc 4 4 40 8 0 0 5
グラフィックウィンドウに図形が表示されます。
2. コマンドウィンドウに情報を表示
コマンドウィンドウの下部に以下のように表示されているはずです。
cent=(8.000 16.000 24.000) sz=96.000 mm az=35.00 el=25.00 tw=-0.00 ang=(0.00 0.00 0.00)
デフォルトではこれは次のような意味を示します。
表示 | 情報 | 変数の位置 | デフォルト単位 | デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
cent= | 表示中央 | 最初の三つの値 | mm | 0.000 0.000 0.000 |
sz= | ビューのサイズ | 四番目の値 | mm | 選択したサイズに依存 |
az= el= |
ビューの角度 | 五、六番目の値 | 度 | 35.00 25.00 |
tw= ang= |
ねじれとビューの角度 | 七から十番目の値 | 度 | 0.00 0.00 0.00 0.00 |
3. MGED 表示システムで要素を特定
ビュー中央
表示位置を移動させるには、Shift キーを押したままマウスのボタンを押してドラッグします。これをシフトグリップと呼びます。
コマンドウィンドウでビュー中央を変更するには、center コマンドに x y z を与えます。
center x y z
ビューサイズ
ズーム値はビューに表示される範囲を決定します。マウスの右クリックで表示倍率を上げ、左クリックで表示倍率を下げます。メニュー - View - Zoom In および Zoom Out でも行えます。
モデリング中にオブジェクトがどこかへ行ってしまった場合、zap (Z) コマンドを使用してまずグラフィックウィンドウをクリアします。そして、draw コマンドで図形を描写します。MGED は自動的に描写したオブジェクトに合うようにウィンドウのビューを変更します。(Z コマンドは動作するが、zap としてコマンド実行すると動かない。)
ラジオのサイズを正確に設定するには、コマンドウィンドウで size コマンドを使用します。
size 100
ズームコマンドで拡大率も調整できます。以下の引数では拡大率を 50% にします。
zoom 0.5
ビュー角度
チュートリアル図参照。
4. 方位、仰角、xyz 座標系のまとめ
チュートリアル図参照。
5. 違う角度からラジオを鑑賞
メニュー - View の各方向を使用して決まった方向からの表示に切り替えられます。
方位と仰角をコマンドラインで指定するには ae コマンドに方位と仰角を指定します。
ae 128 17
メニュー - Modes - Multipane で表示をそれぞれ四方向から見た表示に切り替えられます。