レッスン 4. マテリアルプロパティとレイトレーシングを設定
Lesson 4: Assigning Material Properties and Raytracing より。
http://brlcad.com/downloads/documentation/BRLCAD_VolumeII.pdf
以下の文の内容について、公式に問い合わせたりしないでください。また、翻訳文章ではありません、かいつまんだりして書いたものです。目次の項目が一致するようにしてあります。
目次
1. データベースを開く
MGED を起動して、メニュー - File - Open を選択します。ダイアログで shapes.g を選択してください。
次のコマンドを実行してください。
draw sph2.s rcc2.s
2. 領域の作成
レイトレーシングを行う前に二つの図形から領域を作成しなければいけません。二つの図形から領域を作成すると、一つのマテリアル属性を持ったオブジェクトになります。
領域はブール演算 union、intersection、substraction で形成されます。これについては次の章で説明します。
次のコマンドを実行してください。
r shapes2.r u sph2.s u rcc2.s
r: 領域作成コマンド
shapes2.r: 図形名
u: 図形を追加、名前 sph2.s で指定
u: 図形を追加、名前 rcc2.s で指定
3. 領域にマテリアルプロパティを設定
次のように入力してください。
mater shapes2.r Current shader string = Specify shader. Enclose spaces within quotes. E.g., "light invisible=1" Shader? ('del' to delete, '.' to skip) plastic Current color = (No color specified) R, G, B color values (0 to 255)? ('del' to delete, '.' to skip) 0 255 0 Current inheritance = 0: lower nodes (towards leaves) override Shouoldd this object's shader override lower nodes? ([y/n] or '.' to skip) 0
まとめて次のように入力できます。
mater shapes2.r plastic 0 255 0 0
4. グラフィックウィンドウのクリアと新規領域の描写
グラフィックウィンドウをクリアして新規領域を描写するには、次のように入力します。
B shapes2.r
B (Blast) コマンドはグラフィックウィンドウをクリアして、指定した図形を再描写します。
5. モデルをレイトレーシング
メニュー - File - Raytrace を選択してください、Raytrace Control Panel が表示されます。
このウィンドウには Framebuffer と Objects メニューがあります。
Framebuffer を選択してください。ドロップダウンに六つの項目が表示されます。Active、All、Underlay が選択されているようにしてください。
Background Color でレイトレイサーが生成する背景色を変更できます。ドロップダウンから白色を選択してください。
四つのボタンのうち Raytrace を押してください。グラフィックウィンドウにワイヤーフレームと重なってレイトレーシング結果が表示されます。
レイトレーシング結果を消去するには、Raytrace Control Panel の fbclear ボタンを押してください。