スライドマスターの利用
Impress には最初から 28 のスライドマスターが備わっています。スライドマスターは作業ペインのスライドマスターセクションに表示されます。このセクションは、このプレゼンテーションで使用、最近使用、使用可能の三つのサブセクションに分かれています。サブセクション名の隣の + 記号をクリックするとサブセクションが開きスライドのサムネイルを表示します。- 記号をクリックするとサブセクションが閉じます。
使用可能のサブセクションに表示されている各々のスライドマスターは同名のテンプレートによるものです。自分のテンプレートを作成したことがあったり、他のソースからテンプレートを追加したことがあるなら、それらのテンプレートからもマスタースライドがこのリストに表示されます。テンプレートについてはテンプレートの利用を参照してください。
スライドマスターの作成
デフォルトのスライドマスターを編集するときと同じように新規スライドマスターを作成できます。
まず初めに、表示 > マスター > スライドマスターを選択してください。
マスター表示ツールバーにある新しいマスターアイコンをクリックしてください。
マスター表示ツールバー
スライドペインに二番目のスライドマスターが登場します。このスライドマスターを望みどおりに編集してください。新規スライドマスターに名前をつけておくことをお勧めします。名前を変更するには、スライドペインのスライド上で右クリックして右クリックメニューからマスターの名前変更を選択します。
マスターを編集し終わったらマスター表示ツールバーを閉じて普通のスライド編集モードに戻りましょう。スライドマスターの適用
作業ペインにマスターページセクションが表示されていることを確認してください。
利用できるスライドマスター
マスターのリストでクリックするとプレゼンテーションの全スライドにそのマスタースライドが適用されます。
選択した一つまたは幾つかのスライドに別のマスタースライドを適用するには次のようにします。
- スライドペインで変更したいスライドを選択します。
- 作業ペインに表示されている利用したいスライドマスターで右クリックしてメニューから選択したスライドに適用をクリックします。
スライドマスターを読み込む
ときどき、プレゼンテーション中のスライドで別々のテンプレート由来の複数のスライドマスターを混在させる必要に遭遇します。(テンプレートの利用についてはテンプレートの利用で説明します。)たとえば、プレゼンテーションの最初のスライドと全く違ったレイアウトが必要だったり、ハードディスク上にあるテンプレートを基に作成された他のプレゼンテーションからスライドを取り込みたいときです。
スライドのデザインダイアログでこの操作が行えます。このダイアログはメニューバーの書式 > ページスタイルまたはスライドペインで右クリックしたときのメニューから開きます。
ダイアログに利用できるスライドマスターが表示されます。次のようにしてスライドマスターを追加します。
- 読み込みボタンをクリックします。
- 新たに表示されたダイアログでスライドマスターを読み込むテンプレートを選択してください。OK をクリックします。
- ページスタイルダイアログの OK ボタンを押してダイアログを閉じてください。
作業ペインのマスターページセクションにある使用可能サブセクションに選択したテンプレートのスライドマスターも表示されます。
先ほど読み込んだスライドマスターは次にプレゼンテーションを開いた時にも利用できます。使用していないマスターページを削除するには、スライドレイアウトダイアログの未使用のマスターページは削除するチェックボックスを選択してください。バグのためプレゼンテーションで利用していないスライドマスターは使用可能なリストから削除されてしまいます。 |
プレゼンテーションファイルのサイズを抑えるためには利用するスライドマスター数を最小限にしたいでしょう。 |
原著者: OOoAuthors group
原文: http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Documentation/OOo3_User_Guides/Impress_Guide/Working_with_slide_masters
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