テキストの挿入

テキストの貼り付け

テキストを別のドキュメントからコピーして Impress のテキストボックス内に貼り付けて挿入することがあるでしょう。しかし、貼り付けたテキストは周囲のテキストやプレゼンテーションの他のスライドと書式設定が合わないかもしれません。そのようにしたいこともあるかもしれませんが、ほとんどの場合にはプレゼンテーションをパッチワークのようにしたくないでしょう。さまざまな様相を呈した段落スタイル、フォントの種類、箇条書きシンボルなどです。調和を乱す方法はたくさんあります。これらについては以下で説明します。

書式設定されていないテキストの貼り付け

一般的には書式設定を省いたテキストを貼り付けて、跡で書式を適用するのが優れた方法です。書式設定を省いて貼り付けるには Ctrl + Shit + V を押し、表示されるダイアログから書式設定されていないテキストを選択します。または、標準ツールバーの貼り付けボタン PasteIcon の右側に表示されている小さな下向きの三角形をクリックして書式設定されていないテキストを選択します。貼り付けた書式設定されていないテキストはオートレイアウトテキストボックスではカーソル位置のアウトラインスタイルが適用されます。普通のテキストボックスではデフォルトの図のスタイルが適用されます。

貼り付けたテキストの書式設定

オートレイアウトテキストエリアにテキストを貼り付けたら、プレゼンテーションの他の見た目と同じになるようにテキストに適当なアウトラインスタイルを適用します。次のようにして行います。

挿入したい位置にテキストを貼り付けます。見てくれが悪くて心配しなくてもすぐになおしていきます。
貼り付けたテキストを選択してください。選択方法はテキストの選択で説明しています。
メニューバーから書式 > 標準の書式設定を選択します。
テキストの書式設定ツールバーの四つの矢印ボタンを利用してテキストを適当な位置、適当なアウトラインレベルに移動させてください。左向き矢印のボタンは箇条書きレベルを一つ下げます。たとえば、アウトライン 3 からアウトライン 2 に下げます。右向き矢印ボタンは箇条書きレベルを一つ上げます。上向き矢印は上に移動させ、下向き矢印は下に移動させます。
必要に応じてフォントの効果やタブストップなどのテキストの部分ごとに手作業で書式設定してください。

テキストボックスにテキストを貼り付けたのであれば、スタイルを利用してテキストを素早く書式設定できます。貼り付けたテキストにはたった一つの図のスタイルしか適用できないことに注意してください。次のようにして行います。

挿入したい位置にテキストを貼り付けます。
いま貼り付けたテキストを選択してください。選択方法についてはテキストの選択を参照してください。
適用したい図のスタイルを選択します。
テキストの各部に必要に応じて手作業で書式を設定してください。

プレゼンテーションのスタイルは Writer のスタイルとはかなり違っており、全く別の方法で適用します。詳細はスタイルを利用したテキストの書式設定を参照してください。

特殊文字の挿入

コピーライトや数学記号、幾何学記号、通貨記号や他の言語の文字などの特殊文字は次のようにして挿入します。

テキスト中に文字を挿入したい位置をクリックしてください。
挿入 > 記号と特殊文字を選択します。記号と特殊文字ダイアログが開きます。代わりの方法として、アイコンが表示されているならクリックして記号と特殊文字のダイアログを表示できます。

表示されていないアイコンは次のようにして表示させられます。ツールバーの右端の小さな下向き矢印をクリックして、カーソルをボタンを表示/非表示の上に移動させ、表示したいアイコンをクリックします。

フォントと文字のサブセットをフォントとサブセットドロップダウンメニューから選択してください。
挿入したい文字をクリックします。必要な文字を見つけるのにスクロールさせる必要があるかもしれません。
OK をクリックします。

一つ以上の文字を選択するとその全てが挿入されます。挿入される文字は選択した順に文字セクションの下に表示されます。表示順に挿入されます。うっかり間違った文字を選択したら挿入される文字に追加されてしまいます。削除をクリックしてください。クリックすると全ての文字が削除されます。その後もう一度正しい文字をクリックしてください。